元気本100冊~第22弾~

 9月に入りました。
 熊本全国大会から、1ヶ月経とうとしています。
 早いですね。
 さて、元気本100冊紹介、実は今日ご紹介する首藤
先生の原稿で、私の手元にあるものは最後になります悲しい
 ブログは一旦休止に入りますが、元気本の紹介本が届き
次第順次公開していきます。
 原稿はまだまだ募集中ですので、いつでもお送りくださいメール
 今まで原稿をお送りいただいた先生方、読んでくださった
皆さま、ありがとうございました。
 また、ここで再会(再開?)できる日を楽しみに・・・キラキラ




夕日






偏差値40のかしこい生き方『私おバカですが、何か?』
深田萌絵 マガジンハウス


 筆者の深田さんは1978年大阪府生まれの28(29)才。
現在早稲田大学政治経済学部4年在学中。成績はサイテーで引き
こもりな小中時代、高校のあだ名は丘の上のキャバクラ、短大に
行けといわれても偏差値40、年収150万円のOL生活、短期
の留学生活・・・と彼女は有為転変をくりかえしていきます。そ
の様子を率直に語っていくのですが、本人が正直に語るそのバカ
さかげんは、幾分誇張もあるでしょうが、正直笑ってしまいます。
でも、そんな彼女が、そういう体験の中から本当にいろんなこと
を学んでいくんですね。その「学び」のリアリティに引き込まれ
ました。
 未来に希望が持てずどうしようもなくなった彼女は、街でたまた
まみかけた早稲田のポスターに惹かれてAO入試を受け、見事合格。
彼女の努力もさることながら、彼女が勉強を教えてもらうために早
稲田の知らない学生に声をかけていく。そういうヘルプをだしてい
くバイタリティというか熱心さというか・・・。それは、「学びた
い!」という意欲に突き動かされているんですけど、そういう彼女
をささえてやろうと人に思わせる何かが彼女にあったんでしょうね。
わずかな期間ですが、猛勉強をしていくうちに彼女は「・・・私は
自分でもなんとなく変化を感じていたんです。勉強ばっかりしてい
たせいか、頭の中が妙にクリアな感じになった気がする。頭の中で
ごちゃごちゃしていたことが整理されていく感じ。」という境地に
達していきます。その後は・・・まあ読んでみてください。彼女の
経験に裏打ちされた受験のノウハウも収められています。
 「ウリ」を意識した編集者の手も入っているとは思いますが、
「本当に必要な学び」の1つのありかたなのかな・・・と考えさせ
られた本です。

Written by Osaka kouseiken H.Shuto

元気本100冊~第21弾~

 吹き抜ける風に、夕暮れに染まる雲の流れに、
わずかですが秋の訪れを感じるようになってきました。
 とはいえ、昼間の暑さは耐えられませんね困った
 まだまだ熱中症などには油断できません。
 みなさま、お気をつけください。

 さて、元気本紹介は、磯山先生によるご紹介です。




ひまわり






■「元気100冊本」アンケート

Q1.本のタイトル、著者、出版社を教えてください。
「悪あがきのすすめ」辛淑玉(シン・スゴ) 岩波新書

Q2.ジャンルは?
エッセイかな?
  
Q3.この本を最初に手にとったのはいつ?どんなきっかけで?
TX(つくばエクスプレス)の「流山おおたかの森」駅前にできた「おおたか
S.C」内の紀伊國屋書店で、辛淑玉という名前に惹かれて何げなく買った。

Q4.どんなときに元気をもらいましたか?
読んでいて、自分の今の気持ちを代弁してくれているような感覚をもった。
文庫本で読みやすかったので一気に読んだ。あきらめず、へこたれず、楽し
く元気に悪あがきをしていいんだ、と思った。

Q5.こころに残った場面、せりふを抜き出してください。
「おわりに」に出てくる弟の話は衝撃的だ。
*一歩学校の外に出れば、今度は日本人から「チョン公」と呼ばれて集団
暴行を受けた。(中略)当時、弟を診た医者は、あと牛乳瓶一本分血が出
ていたら死んでいたと語っていた。14歳にして死の淵を何度も歩いたの
だ。
*私は家出をした後、日本の学校に再度編入学したが、弟には、戻るべき学
校も、行くべきところもなかった。(中略)そんな弟を唯一受け入れてくれ
たのは、右翼の看板を掲げるオヤッサンだった。
*よちよち歩きのときに目の前で轢かれた弟は、世間からどんなレッテルを
貼られようが、生き抜いてきた。あがいて、あがいて、あがきながら生き抜
いてきた。(中略)弟の人生を見ていると、安倍政権のスローガンである
「再チャレンジ」のウソくささが手に取りように分かる。一度も傷ついたこ
とのないおぼっちゃまの世襲政治家たちに、一度でいいからこの国で朝鮮人
に、異端に、貧乏人になってみろよ、その上で「美しい国」などと言えるの
か、と私は問うてみたい。

Q6. この本のキャッチコピー(本の帯によくある一言宣伝)
をつけるとしたら?

悪人なおもて往生を遂ぐ(親鸞)  悪あがき即人生(辛淑玉)

Q7. 思い入れや、どんなところが素晴らしいか、ぜひあつく
語ってください!!

    
とにかく、歯に衣着せぬ文章が小気味よい。「はじめに」に書いてあるとお
り、「世の中、捨てたもんじゃない」と勇気と希望と元気をもらえる本ですよ。

Written by Ibaragi K.Isoyama

元気本100冊~第20弾~

 暑い日が続いております。
 気温40度を越えたところもあるとか・・・落ち込み
 みなさま、体調はいかがですか?

 さて、元気本100冊紹介、第20弾突入びっくり拍手キラキラ
 記念すべき紹介本は、茨城より”しずちゃん”こと中村先生
からのご紹介です。
 中村先生の人柄が垣間見れる素敵な本ですね。
 ではどうぞ。





クジラ





『野の花診療所まえ』徳永進著 講談社
 体だけじゃなくて心も元気でないと健康とはいえません。
心が病気にかかったとき、この本を読むとホッとして少しず
つ元気になっていくのが分かります。野に咲く花のように自
分らしく生き、自分らしく死ねる。そんな願いを実現したく
て、診療所をひらくまでの日々…。長年務めた大病院を辞め、
ホスピスケアのある診療所を始めた医師のほのぼのエッセイ
です。

『沖縄オバァ列伝』沖縄オバァ研究会編 双葉社
 人生に迷ったら沖縄でオバァに会え!!日本で唯一地上戦
となった沖縄。そんな中、強く生き抜いてきた沖縄の女性た
ち。沖縄の底力はそんな女性たちの中にあり。悲しみも吹き
飛ばしてしまうオバァ(おばあさん)の生き様に触れたら、
私たちの悩みなんか吹き飛んでしまいますよ。

『女たちのジハード』篠田節子著 集英社文庫
 私が大学生時代、失恋し、インターンシップの社長にぼこ
ぼこにされていたときでした。いつもバンダナを巻いている
一風変わったサークルの男友達が薦めてくれた本です。「元
気になる本だから」と。男性優位社会の中で、踏まれても虐げ
られても逞しく人生を切り開いていこうとする5人の女たち。
それぞれの選択と闘いを描く痛快長編の直木賞受賞作品です。
内容も少し時代が古く、偏った内容ですが、そこがこの本を
薦めてくれた友人に似ていて好きです。

Written by Ibaragi K.Nakamura.


 
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